ノーベル賞系の作家の本って天の邪鬼な自分はいつも読まないのですが、ちょっと気分を変えて読んでみました。
ドラマ・映画・舞台にもなっているそうなので、あらすじは例によって割愛ですが、品の良さを感じる文体と、SFっぽい内容にもかかわらず、人間という生き物について色々考えさせられる内容でした。最近の小説でよく見かける、ページの空白が多い内容ではなく、みっちり詰まった文章でしたが結構読みやすく、どんどん読み進められました。
ドラマや映画は見なかったので、原作を読んで出演者を想像していましたが、自分のルースのイメージはドリュー・バリモアでした。ただ映画版だとキーラ・ナイトレイだったとのことで、うーん確かにそれのイメージもあるかな、とキャスティングを想像するのも楽しめました。ちなみに、自分のトミーのイメージしていたのは「トレインスポッティング」に出ていたユエン・ブレムナーでした。
いろいろ脱線してしまいましたが、おすすめできる作品でした。