crawl around the world

いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「バートン・フィンク」(Barton Fink)は考える余地がありすぎて楽しい

バートン・フィンク (字幕版)

映画館に観に行って初めて芸能人(観客として)と出くわした映画ですが、内容もなかなか妙な感じで印象に残っている映画です。もう一度頭の体操としてみてみますよ。

1941年のニューヨークで舞台の脚本家として名を上げていたバートン・フィンクは、ハリウッドに呼ばれて映画の脚本を任される。内容は今までと畑違いのレスリング映画だった。ホテルに缶詰になって取り組みがとっかかりが掴めない。またNYの暑さやホテルの隣の声などが気になってしまう。そんなとき、隣の部屋の住人と仲良くなるが、ある時有名脚本家の秘書に脚本の取っ掛かりを助けてほしい、と依頼し部屋に来てもらうが…という感じ。

いろいろ謎を残して終わっていく、というところが、映画を見終えたあとにまた頭を使わされ、知的な楽しみを与えてくれる内容です。今この映画を見て「全然説明足りないからわかんない」という人が多いんじゃないのかな。実は夢だったのかな、とか、現実だけど一部は幻覚を見ていたとか、色々考えられるけど、明確な答えは監督たちからは出てこない、という、死ぬ前にもう一度見ても楽しめるかも。

しかし、ジョン・グッドマンのような太っちょだけど役者としてもいい、という人が最近は見当たらない気がします。時代なのかなぁ…