危機一発とか何してくれてんねん〇〇〇〇。とはいえ、2作目ですがどんだけ007的な雰囲気になってるんでしょうか。
スペクターにより盗まれたソビエトの暗号機器を輸送する依頼を受けたジェームズ・ボンドだが、同行するロシアの諜報員が実はスペクターに騙されており、何かを感じたジェームズ・ボンドは罠と知りながらその依頼を遂行していくが…という感じ。
ストーリーもなかなか凝ってはいるものの、どうもオースティン・パワーズのキャラの印象が強くて、わざわざロシアのおばさん役をあんな感じで表現してくるとは、という感じではありますが、オースティン・パワーズもそれに近いキャラを配置してくるのがまたすごいですな。猫を抱きながら撫でる、顔を見せないボスがクールに司令を出しているものの、こちらもオースティンパワーズの印象があってどうもにやけてしまうのです。ただ、ちゃんとしてみればそれなりに見られますし、その後のボンド映画のフォーマットがこれで固まったんじゃないか、という気もする作品ですね。
これで自分もスパイになるぞ、と思ったのは世界中でどれくらいいたのやら。