kindle unlimitedに入っていろいろ本をあさっていくと、塀内夏子さんの昔読んだ本がたくさん出てきてJドリームとかオフサイドとかとか読んでしまいました。その中で「イカロスの山」が今でもドラマ化できるんじゃないの、という内容で一気読みしてしまいました。
大学の山岳部でペアを組んでいた三上と平岡だが、大学卒業とともに別々の道を歩んでいた。しかし、そこに中国で人類未踏の8000m級の山があることが発見され、初登頂したものに山の命名権を与えるとのこと。平岡は大学卒業後も単独で山を攻略し続け、トップクライマーとして活躍しており、その登頂に選ばれるが、家庭を持っていた三上は家族への責任感から山を避けていた。しかし、山での生死をかけた行動への渇望により三上もその登頂班に加わることにするが、三上の妻は大学で知り合った平岡への想いを実は秘めていた…という感じ。
絵はすっきりキャラなのですが、内容は結構昼ドラ系、という感じもするのですが、それを山の景色が吹き飛ばしてくれる、というと単純ですが、それがいいんです。作者の方も登山経験があるようで、自分にはない登山の知識を散りばめながら書かれているのが伝わってきます。絵は少女キャラ的ですが、スポコン物はやはり合いますね。
