エンキ・ビラルのティコムーンを見て、何じゃこりゃと思うのと、シーンの画が美しい、と思った記憶があります。そのエンキ・ビラル監督のこちら、どんなナノでしょうか。初監督作とのことです。
政府軍と反乱軍の戦いが続く世紀末、政府軍の劣勢により大統領は側近たちを地下のバンカーパレスホテルと呼ばれる施設に召集する。しかしそこに反乱軍のスパイであるクララが入り込んでいた。高官たちはクララを知らないので詰問するが、実業家のオルムは優しく質問をする。しかし大統領はいつまでたっても姿を現さずついに…という感じ。
最初のシーンでもうぐっとつかまれちゃいましたよ。ホテルの中?というか部屋の中だけでも画がビシーッと決まっててかっちょいいの!しかも謎のギミックから出る謎物質。もう変なガジェット好きにはたまらない造形ですよ。しかも車やらホテルはレトロな感じで、これが近未来?とも思うのですが、近未来といわれてもしっくりくるのが不思議。クララはCGと思うくらいの美形さんで、人類にこんなエンキビラルの作品にあう人がいるんかと思うと、恐ろしいですわい。ストーリーは不思議な感じなので、万人には合わないと思うのですが、変なもの好きにはお勧めよ!!
あー、あと見てないのはゴッドディーバか。死ぬまでに見られるかしらん…