crawl around the world

いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「モナドの領域」読みました

SF小説を最近読む様になって、Amazonのおすすめで筒井康隆作品が出るようになりました。そういえば昔はよく読んでいたけど、新作も出なくなって最近読んでないなー、と思い調べてみると、最後の長編ということで出ていたこの作品を読んでみました。

神学や哲学の知識がないと色々ついていけないところはあるものの、SF的な読み方(そうゆうもんだと、その部分はあまり気にしないで読みすすめる)をして、2日かからず読み終えてしまいました。

往年のワールド的な混沌とした感じはないものの、「そうなの」からの「えー、そこにつながるの!」的な感じはやはり筒井作品的な印象を受けました。

大波が来てそれが引いていくあとのわさわさ感はないですが、シューッと1箇所に収束していくような終わり方は、これで最後という寂しさもありますが、いい終わり方だったのではないかと、自分はそう感じました。

筒井作品をあまり体験していない人は、他の作品読んでからのほうが入りやすいかも。