タイムトラベルの元祖はこちらになるんでしょうか。H.G.ウェルズの原作ですが、学校の感想文お勧め書籍にあったような、無かったような。今頃ですが映画で読んだ気になってみます。
1899年の大みそかに青年発明家のジョージが、友人を招いて自分が開発したタイムマシンのミニチュアを稼働させ、目の前でタイムスリップさせてみた。しかし友人たちはその発明の有効性に疑問を呈し、今起こっている戦争に貢献する発明をすべき、と賛同を得られなかった。唯一理解を示した友人のデヴィッドは何かを感じしばらく家を出ないように、とジョージに伝えるが、彼らを1週間後の食事に招待したうえでタイムスリップを実行してしまう。機械を作動させると周りの風景が徐々に変わっていき、ショーウィンドウの女性のマネキンのドレスの違いに時代の変わり目を感じ、やがて止めた時代で話しかけた人物が、デヴィッドの子供で、デビッド自身はすでに亡くなっていた。ジョージはさらにその先の時代に進むと…という感じ。
原作がたぶんこうなのだろう。なんとセンチメンタルなSFなんだろう!ちょっと説教臭いところはあるものの、タイムマシンの仕組み説明から時代が変わる特殊効果も今に通用するんじゃないかと思う内容で、かなり古典の映画ですが見入ってしまいます。
リメイクはされているものの、パストフューチャーな未来を見るのもまた乙なものです。