最近は習慣でサメとかシャークで検索して出てきたものをとりあえずマイリストに入れておくのですが、これもその１つ。なんと、タイカ・ワイティティ監督の初長編じゃないの！なんで今まで気づいていないの！＞自分
リリーは不器用で恋愛もうまくできず、勤務先のバーガーショップからも人員削減の名目で首になってしまう。そんなリリーは、たまに来るジャロッドが気になっていて、彼がホビーショップで働いていることを調べていて、彼がリリーの同僚に渡してほしいと依頼されたパーティーに自分もサメの被り物をしていき、ワシの被り物をしたジャロッドと格闘ゲームの決勝戦で戦うことに。それからリリーはジャロッドと会うことが多くなるが、ジャロッドは過去の復讐のため実家に戻ることになりそれにリリーもついていくことに…という感じ。
いいかー、みんなー、よく聞くんだー！この映画はなー、サメが出てきて人を食い荒らす映画じゃないからなー！サメの被り物に反応してしまう人はー、見てもいいぞー！（山の上から知らせる体で…） はぁ、よし、これから本番！（どこまでがプロローグだったの？…）これは！これは、良い映画だー！タイカ・ワイティティはジョジョラビットの時に知って気にしていたのだが、初長編でこんな素敵な映画を作ってるなんて。これを映画祭で見かけたら「なんじゃこりゃ、すげー才能が飛び出てきたぞ！」と思ったに違いないですわ。低予算ではあるので、出演者もなかなかさえない人が多い（ジャロッドなんて、これで準主役かよ、とすみません思ってしまいました）のですが、それがまたキャラがいい味出してますよ。時々出てくる手書きアニメとか、寝袋ストップモーションとか（見ないと意味わからんが…）心にグサグサ刺さってきちゃうよ。おしゃかわ映画と書きましたが、初作品からすごい映画を作る人ですよ。
よーし、おじさんもワシの被り物しちゃうぞー！（真似るべきはそこではないのだが…）
