crawl around the world

いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「シング・ストリート 未来へのうた」(Sing Street)には無くしてしまったキラキラがある!

 音楽ものに外れなし、という格言が有るとか無いとか。これもそのうちの1つです。

アイルランドに住む少年が転校を機にバンドを組み、自分を変えるとともに人生も変えていこうとする…というお話です。(久々にあらすじ短かっ!)

80年代ロック・ポップスが使われ、また劇中歌も当時の作詞家の曲を使ったとのこと。おじさんにとっては馴染みの良い曲ばかり、というか今でもその辺りの曲を聞いてたりするので、なかなかそそられますよ。

今は歳をとったけど、昔は自分もこんな青春あったかな、こんなふうにできてたかな、と昔のキラキラを思い出して落涙するおじさんなのでした…

「ロスト・エモーション」(Equals)はガタカっぽいかも

「エモい」をおじさんたちが使うようになって死語になりかけだが、その語源のエモーションを失う映画とは…

大部分の人類が死滅した未来で、感情を抑えることが通常で、抑えられない場合は病気とみなされて隔離されてしまう状況。主人公は普通に過ごしていたが徐々に感情が出てきて、同僚の女性も同じ病気と思われる事に気づき徐々に近づいていくことに。やがてこの状況で暮らしていくことが難しいと考え、脱出を図るが…という内容です。

あまりSF的なガジェットがなく、強いて言えばでかいタブレットみたいな物で絵を書いたり文章を書いたりということをしているのですが、建物や雰囲気で未来っぽく見えるのはなかなかですね。

演技だけで魅せるSFを見たい方にオススメ!

 

「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」(Where to Invade Next)は文化のソアリンや!

 東京ディズニーシーにソアリンという乗り物があります。それは映像アトラクションなのですが、乗り物に乗りながら世界の名所を回っていくものです。この映画を見ながら「これはソアリンじゃないか!」と驚き、タイトルに付ける事となりました(年1の言葉の神様が降りてきた日かも…)

アメリカはいいところも色々あるだろうが、他の国の良いところを盗んでやるぞ!と秘訣を聞きに行く(侵略する)、という内容です。

その国の文化や制度って良い面・悪い面も含めてそれなので、良い面だけ見てて…的なレビューも多いんですが、良いとこ取りいいんじゃないの?全部良いとこにできたら最高じゃん!ムーア派というわけではないですが、そういう試みは面白いし応援したいですね。

他の国の文化はネットだけじゃ分からない!この映画でとりあえず摑んどけ!!

「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」(Casse-tête chinois)は3部作だけどこれから観ちゃったよ

 セドリック・クラピシュの映画は好きでよく見ていたのですが、このシリーズは実は初めて見るかも。順に見ないと!と思っているうちに機会を失って3部作の最後から見る羽目に…

ちょっとあらすじ書くのは憚れるのですが、主人公が昔の女友達と結婚しパリで生活していたが、すれ違いから離婚することになり元妻がNYに行くことに。子供に会えなくなるため自分もNYに行くが、あては昔精子を提供したレズビアンカップルのみ。そこを拠点に生活の基盤を築くのにも苦労し、さあ大変…という内容です。(ホントはもっとありますよ)

何でしょうね、この監督の映画と自分の相性というか、「あー、こういう映画見たかったよ」という感じの、肩肘張らずに時々笑いもあり、という日常生活を描く作品。

歳をとって子供を持ったから分かるのかもしれませんが、昔はよかったな的な気分になったあなたにオススメ!

「バトルヒート」(Skin Trade)のドルフ兄さんは渋い

 ドルフ・ラングレントニー・ジャーの共演がすごいぜ!

人身売買組織の摘発をする際に、そのボスの子供を射殺してしまい、そのボスもすぐに保釈されてしまい逆に命を狙われ、妻と子供が巻き添えで殺されてしまう。その恨みを晴らすため、入院途中で脱出しボスの隠れているところまで行きさあ大変!という内容です。

人身売買という重いテーマで、ドルフ・ラングレンはそれなりのアクションですが、トニー・ジャーがすごいです。倍速だと動きが見えない!!(普通の速さで見ろ…)

ドルフ・ラングレンが無敵ではなくやられたりするのが、リアルと言うか逆に「えぇ、大丈夫?」と思っているとドニーのカンフーアクションが炸裂してスカッとするのですよ。

渋いドルフ兄さんを見たい方にオススメ!

「ディス/コネクト」(Disconnect)は悲しいお話

ネット社会って現実世界より酷いよね、と思わされました。

 学校で友だちができない少年がネットで繋がった女性とやり取りをしていくが、実は同じ学校の男子生徒二人で女性を装ったチャットがエスカレートしていき写真を要求し、それを公開したことから少年が自殺未遂をしてしまう。その男子生徒の一人の父親はフリーでネット犯罪を調べる仕事をしており、クライアントの家族がネットでカードから引き落とされる件を調査し犯人を突き止める。自殺未遂した少年の父親はメディア会社に努めておりそこの社員がネットでの児童ポルノに関する調査をするうちに大変なことになっていく。そして最後にその3つの話が…という内容です。(あらすじなげー!)

前半はかなりだるいです(え、コロナじゃないですよ…)、ありがちだけど盛り上がらない伏線張りが長いので、辛いです。後半は色々展開していくのでそれなりに楽しめますが、自分の印象としては「うーん、これ3つつなげる必要あった?自殺未遂の話に他の話もくっつけて、それぞれが少しずつ関係していたら楽しくない?というのがなんか見えないかね?」というものです。ネット社会って実際こんな感じですが、あまり悲惨悲惨といってもどうしたもんかねぇ。良くしたいんなら何か改善策の案でも出してよ!という感じです。

携帯落としたらどうなるか(落としてないけどね)見たい方にオススメ!

「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」(THE PLACE BEYOND THE PINES)

 なかなか評価が分かれると思われる内容ですね。

バイク乗りの男が昔の彼女に子供ができていて、それが自分の子供だとわかり地に足をつけて暮らそうと同じ街に残るが、地道な仕事では稼ぐことができず銀行強盗に手を出す。ある時ヘマをして警官に打たれて死ぬが、その警官にも子供がいて、15年後にその子供が出会って…という内容です。

一代で済む話ではなく、結構長いです。それで2時間ありますが、後半はなんか無理矢理感がすごい気もします。結局過ちも許し合おうということを言いたかったらしいとは思うものの、自分の感性ではそこまでしか感じ取れなかったよ…

澄んだ心を持ったあなたにオススメ!!

「すべての政府は嘘をつく」(All Governments Lie: Truth, Deception, and the Spirit of I.F. Stone)は真面目なドキュメンタリー

 これは賢そうな人が「これは必見!」とか書いちゃうやつ。自分もそうだけどね…

I.F.ストーンというジャーナリストが広げた権力を疑う姿勢のメディアや、大手メディアの体制などを暴く(と言ってもみんな知っていると思う)ドキュメンタリー。

日本のメディア(特にテレビ)は報道といっても芸能人のあーだこーだや、動物情報とかが一番最初に報道されたりしてしょーもなー!と思っていたけど、アメリカも実は同じなのね。ただ、そういうのを疑問に思っていくメディアも小規模ながら存在してそれをサポートする体制もあったりするのが、アメリカの良いところと言えるかもね。

アメリカの報道の一部を見たい方にオススメ!

「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(Now You See Me 2)は続編です

 前回で観客を騙してきたが、今回はどこまで上回れるのか?!

前回はまんまとやりきったホースメン達が今回はIT企業の不正を暴こうとするが、更に上手のやり方でやり込められてしまい、さあ大変!という内容です。

女性キャストが契約のためか入れ替わりましたが、前回とほぼ同じメンバーで進んでいきます。今回はトリックというかマジックを使った手わざの応酬という感じでちょっと印象は違います。

今回で一応決着がついちゃったようで、落ち着くところに落ち着いちゃったので、続編を作るのが大変そう。スピンアウトするそうですが、そちらも期待したいですね

「グランド・イリュージョン」(Now You See Me)はオーシャンズ系

 手品師と詐欺師は近いのかどうなのか…

マジシャンがある人物に集められてチームを作り、銀行から金を盗むことをショーとしてみせるが証拠もないので逮捕されたが釈放される。次のショーも予定されており、そこでのトリックを見破るために別のマジシャンが呼ばれるが…といった感じの内容。

オーシャンズ11のマジック版的な感じでしょうかね。演出が派手なので映画館で見たい気がします。最後もスカッとしてちょっとほろっとくる感じもあり、終わりも爽やかです。

オーシャンズ系が好きな人にはオススメ!