crawl around the world

いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「ヘイル、シーザー!」(Hail, Caesar!)は予備知識がいるかも

ヘイル、シーザー! (字幕版)

おぉ久々コーエン兄弟の映画だよ。確かになかなか豪華俳優陣ですな。どんな映画になるんでしょうか。

1950年代、ハリウッドでは超大作の「ヘイル、シーザー!」を撮影していたが、ある時主演俳優が誘拐されてしまう。制作会社の何でも屋が他の撮影現場のゴタゴタを収めつつ主演俳優の身代金を用意するが…という感じ。

1つの映画の中で色んなタイプの映画を見られるような感じです。しかもチャニング・テイタムのタップダンスは、いやいやこれ1本映画できるじゃないの、という感じ。いやいや豪華。ジョシュ・ブローリンも何でも屋という感じでよいですな。ジョージ・クルーニーを〇〇〇するところは、クルーニーの表情が見ものです。ただ、共産主義とか出てきて、某国の〇〇〇が出てくるところは「え、何?」とあっけにとられますが、それもコーエン映画の楽しみと思えばいいです!

IMDBにはコーエン兄弟の次作は出ていないですが、そろそろでしょうかね。

 

「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」(Bill & Ted Face the Music)は同窓会みたいな感じ?

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(字幕版)

噂では聞いているビルとテッドの映画はまだ未見なのですが、急にこちらが降ってきたので見ることにしますよ!

ビルとテッドは伝説のバンド ワイルド・スタリオンズとして活動していたが、30年経過して今は家族しか応援してくれないレベルになっていた。そんなある日、未来から世界を救うために曲を作れという依頼を受けるが、残り時間は77分25秒。彼らは世界を救えるのか…という感じ。

前作を見ていないので、妻が誰で元バンドメンバーがどうなったか、とか全然わからないのですが、それは置いておき、なんかワチャワチャしてて楽しいですね。キアヌもいつものシリアス風ではなく、コメディなんだけど顔はいつもの真面目顔、というのがいいですね。そもそも時間旅行するんかい、というところからあっちこっちCGで行ったり、キアヌのコメディを見たい方には良いですね。

ズーランダー2もそうですが、これも最後の撮り納めという感じなんでしょうかね。ぜひ続編のペースを上げてほしいですけど。

「ブラッド・ジャスティス」(River Runs Red)もまた語りにくい内容の映画

ブラッド・ジャスティス(字幕版)

あれ、オリジナルのパッケージだとジョン・キューザックは後ろなんだけど、日本版は前に大きくなってるな。うーむ、他に知ってる人がいないからかな。仕方ない、見るか(結局見るんかい…)

チャールズは町で黒人初の判事として働いていた。彼の息子CJはチャールズが元警官ということもあり警官に憧れて警察学校に入学することになっており、その途中で警官に打たれて死亡してしまう。武器は持っていなかったため、警官に偽装工作をされ、CJが悪かったとされてしまう。CJを亡くして半年たつが、心の傷が癒えないチャールズはついに立ち上がるが…という感じ。

うーむ、これまたアメリカの問題でなんとも意見が言いにくいのですが、まだこんな白人・黒人とかやってんのかいな。銃なんて武器を持たせるからビビって撃っちゃうのよ。これで白人最強なんでしょうかね。だからといってストーリーがどうだったかというと、うーん、そうだね、という感じです。とはいえ、いずれ日本も同じ立場に(もしくは逆に)なってしまうかもしれないので、みんなに親切にしましょうね!!(そんな単純問題ではないのだが…)

誰か早く銃弾を無効化できるようなアーマーなりなんか発明してくれや!って某協会が邪魔するんでしょうけど。

「バーニング・オーシャン」(Deepwater Horizon)で事故の悲惨さを再認識する

バーニング・オーシャン(字幕版)

12年ほど前のメキシコ沖の油田事故を映画化したものです。といっても報道はされたかもしれないけど、その後のニュースとか全然無いからね、ほとんど記憶になかったのですが、観てみましたよ。

2010年、メキシコ湾沖の海底油田採掘場のディープウォーターホライズンで、海底油田から逆流してきた天然ガスが引火し、大災害となった。従業員126名は生きて帰れるのか…という感じ。

実際に起きた事故なのであらすじ簡素化しましたが、こういう映画はキャーキャー言って見るものじゃないし、かと言って正座してみるべし、というものでもないので、なんとも書きようが難しい。ただ、製作者の思いとしてはこんな大災害が起きたのだから何が起きたのかを記録として残したい、というのがあったのではないかと思います。それを考えると、十分伝わるリアルな感じでした。そしてこんな現場で働いているみなさんに感謝しないと、と改めて思うのでした。

さてはて日本のエネルギー問題はどうするんでしょうね…

「キャロル」(Carol)はキャロル・キングの映画です(嘘)

キャロル(字幕版)

「カ、カロール?」「キャロルです」というシーンが何故か浮かんでしまったが、この前みた「トップギア」の中で「ピ、ピーレー?」「ペレ」というやり取りを見たからでした…

1952年、百貨店でアルバイトをしていたテレーズは、売り場である女性を見かけた。何故か気になり何度も見ていたが、気がつくといなくなっていた。そして急に彼女がその売場で買い物をし、手袋を忘れていった。荷物は配送だったので、送り先がわかっており手袋を返したことから彼女キャロルとの交流が始まった。キャロルはセレブな生活はしていたが家庭は崩壊寸前であった。そんな中キャロルからしばらく旅に出るが一緒にいかないか、と誘われ、恋人を置いて彼女についていくことに…という感じ。

トッド・ヘインズってベルベットゴールドマインの印象しか無いので、なんというか同性愛についてはベテランなのかな、という偏見っぽい印象もありながらも、なんというか色っぽさみたいなものはにじみ出るような感じで、さすがやなぁと見ていました。女性の間の話なのでなんともわかりにくいところもありながらも、人を愛するということはどちらも変わらないんだな、と納得させてくれる映画です。

あー、書いたらベルベットゴールドマイン見たくなってきた!どうしてくれるアマゾン!(それは八つ当たりという…)

「アースフォール JIU JITSU」(Jiu Jitsu)はケイジが剣持なのにジウジツとはこれ如何に

アースフォール JIU JITSU(字幕版)

おぉ、ニコラス・ケイジではないですか、では見よう!(早っ…)

米軍諜報部に捕まえられていたジェイクを、ケウンが救出し、仲間のもとに連れていくがジェイクは記憶を失っていた。そして彼とその仲間は数年に一度人間の代表を殺しにやってくる宇宙人と戦うことになっていた。そして彼らが逃げた場合は人類滅亡になるとのこと。そして宇宙人は見えないステルス機能を使い彼らに近づいていくのだった…という感じ。

うーむ、序盤から情報盛り込み過ぎでもうお腹いっぱいなのに、アクションはなかなか見ものということで、消化不良気味ですが、なんとか胃腸薬を飲んで見続けられた感じ。アクション俳優さんが多いのか、格闘技でのシーンが多く、銃とか剣とかあるんだけどね…という感じで格闘技です!そう、これは格闘技を見るためです。宇宙人とか、記憶喪失とかはおまけです!ジャーが主役です(勢いで入れてきたがそれは違うぞ…)。しかし宇宙人、すぐに回復するスーツってもうずるいじゃないの。スライムと戦うときに、回復薬100万個持ってるくらいな感じですが、まぁそれがこの雑多な感じの映画の良いところです。そう、ジャーが主役です(それは違うって…)

ニコラス・ケイジも重要な役だからね(取ってつけたようなフォロー…)

「X-ミッション」(Point Break)は別物としてみれば良い

X-ミッション(字幕版)

X-ミッション、そうハートブルー(邦題)のリメイクです。原題は同じくPoint Break。つい比較しそうですが、一旦白紙の状態で見てみますよ。

ユタはXスポーツでは有名で、モトクロスバイクで険しい山頂を友人と乗りこなしていたが、ゴール地点で友人が高所から落下して死んでしまう。その後FBIの捜査見習いとして活動していたユタは、まだ犯人が捕まっていないある事件の犯人が次に現れる場所を予想し、そこで実際に犯人たちに合う。そして達成が難しいミッションを同時にこなすことで仲間として認められていく。しかし、彼らは犯罪というより自然に返すことを目的としており、人命などは顧みない行動をしていたため、ユタは金鉱を爆破するミッションでFBIと身を明かして人命を救うが…という感じ。

DVDとか持っていないのでハートブルーがどんな感じだったか印象しかおぼえていないのですが、それと比べるとこんなあれこれやったっけ?という印象。ただ、リメイクなのでシチュエーション等色々変わるのは仕方ない。ロープなしのロッククライミングとか、細い山頂をバイクでかっ飛ばしていくところは、映画としても見てる方はなかなかスリリングで楽しめますよ。ちょっとラストはもう狂ってる、としか考えられないのですが、それはそれ。X-ミッションなのですよ。

色々言われてはいますが、自分は嫌いじゃないですよ。

「ロッキー・ザ・ファイナル」(Rocky Balboa)のロッキーやりきった感に泣ける

ロッキー・ザ・ファイナル (字幕版)

あれ、前作で終わったんじゃなかったけ?という閉店セール詐欺状態かと思ったのですが、思わぬ拾い物があるかも、ということで店に入ってみます(店じゃないですが…)

ロッキー引退後、最愛の妻エイドリアンを亡くして一年、始めたレストランはそれなりに繁盛していたが、何かが足りないと感じていた。そして息子は父の名前で入った会社で居心地の悪さを感じており、それが父に対する反感となっていた。そんな中、ロッキーはボクシングを再開することにし、小さなところで試合をするつもりだったが、元ヘビー級チャンピオンから名声を借りるべくエキシビジョンマッチの提案を受ける…という感じ。

この設定50歳くらい?といっても本人がもう70位じゃなかったっけ。ハリソン・フォードも頑張ってますが、スタローンもその年であの体とは恐ろしいですな。内容は引退後の色々をうまく試合につなげて、試合結果もある程度わかっているけど、やっぱり泣いちゃうよな、ずるい!しかもエンディングの例の階段をのぼるところを素人が真似するという映像をロッキーのテーマでやられたらもう、おじさん陥落ですわ。あちこちの穴から涙腺が緩んで…(涙腺は目です!)

40~50のおじさんや、往年のロッキーファンなら泣ける!ついでに荒川マラソンでロッキーおじさんのかけるロッキーのテーマを聞いていたあなたもきっと泣ける!!

「デーモンズ・ゲート 冥界への扉」(Astral)は短いけどなんかいい感じ

デーモンズ・ゲート 冥界への扉(字幕版)

デーモンズゲートってことは悪魔が出てくるんですね、わかりやすい邦題ありがとうございます。(皮肉でも褒めてもいないけどね。。。)

アレックスは大学で幽体離脱により別の次元にいく可能性があることをしり、幼い頃に死んだ母親に合うため幽体離脱を試していた。そんなある日、何か黒い影のようなものが見え始め、やがて友人もそれが見えるようになり、しかも頻度が上がっていた。そこで幽体離脱に詳しい学者にあうと、母親の死に関連していた…という感じ。

ゆーたいりだつー!ってザ・たっちはもうやばいもん見えている、というかそれに飲み込まれてんじゃないの、位にしていると思うのですが、ってそもそもザ・たっちって誰?って人が多いのかも。えー、脱線してますが、内容的にはそんな単純なのかよ、という気もしますが、悪魔の門に近づけるということで、やばいもんが来ちゃう!!という内容。時間も短いのでサクッと見られます。

ザ・たっちにはおすすめできないかな…

「パターソン」(Paterson)は本当に何気ない日常を写していて何故か心地よい

パターソン(字幕版)

パッケージにタイトルに、もうアート系が溢れてますなぁ、と思ったらジム・ジャームッシュの作品ですね。なんか久しぶり。

パターソン市でバスの運転手をしているパターソンは、時間があると詩を書いていた。そんな彼と彼を巡る人たちの7日間を詩を交えながら描く…という感じ。

何気ない日常なので、大きな事件は1つだけで、それ以外は彼の日常を詩を交えながら淡々と撮っていく、という内容なのであらすじが超短い!ただ、それがなんか詩の朗読が入って来ることでなんともいい感じなんですよね。アダム・ドライヴァーの声が良いのかもしれませんが、詩もつい聞いてしまう。永瀬正敏も良いところで出してもらって、良い俳優生活ですな。才能やら人柄によるんでしょうね。自分はそんな境地に至れるのかしら。

ドンパチものやうぇーうぉー物(一般的にはゾンビ物)で疲れたときに、ちょっと見ると心が洗われます。