アートの世界ってその作品やアーティストの裏にいる何者かが胡散臭く思えて、気にはなるけどのめり込まない程度にはしていたのですが、ストリートアートはどんな感じだろう、というのがこの映画。
古着屋の親父がカメラを回すことが趣味でずっと回し続けていたが、親戚にストリートアーティストがいてそれを追って撮影することに興味を持ち、他のアーティストにもついて撮影することが生きがいとなっていた。そんな中憧れのバンクシーから連絡を受け協力したことにより、自身もアーティストとして活動を少しずつするようになる。そんな中、バンクシーから今まで撮りためた映像を映画にするときだ、と言われて映画化するが、バンクシーからは映画はやめてアーティストとして生きていくべきだと言われて、そうしてしまう。元古着屋の親父がアーティストとして成功するのか…という感じの内容。
「俺たちアーティスト、お前らに俺たちの考えが理解できるか!」みたいな感じだったら即止めようと思ったけど、ストリートアーティストなので思ったよりも近づきやすい感じで、どんどん見てしまいましたよ。実際に見てもらいたいのですが、この親父が実際にどうなっているのか、リアルで体験できるのがちょうど今なのかもね。先日も某商業施設で日本初の大型個展とかやってたりして、日本でも体験できる状態なのがなんか笑えますな。
ちょっとDIYでスプレー缶でも買ってくるか、というお父さんに見てもらいたい