crawl around the world

いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「ガルヴェストン」(GALVESTON)は物悲しい殺人者の逃亡劇

ガルヴェストン(字幕版)

パッケージの感じがミニシアター向けな感じで、出てる人も全然知らないのですが、気になったものは見てみようという感じで見てみましたよ。

裏社会で生きてきたロイは病院で肺に白いものがあると診断され、更に詳しい検査はしなかった。そしてボスに依頼された仕事先で何者かに襲われ、そこにいた若い女性と逃げることにした。彼女はロッキーという名前で、体を売って生計を立てていた。彼女は義理の父親のもとで妹と暮らしていたが、義理父からの性的な接触を嫌がり、妹を残して逃げてきていたのだ。ロイと逃げる途中、ロッキーはオレンジ郡に行くように依頼し、そこで義理父の家で銃声を響かせて妹を連れてきた。そして、途中のモーテルでしばらく3人で生活することに。ボスの領収書をもってきていたので、それを元にボスを脅して金を得ようとする。しかしそこの住人に新聞から事件の関連を疑われて、強盗事件に参加するよう依頼されるが、拒否してその住人を殺してしまう。そこにボスが現れ…という感じの内容。

あらすじってやっぱり難しいですね。書こうと思えば全部書けてしまうので、ネタバレしない程度だけど、長すぎると大変という塩梅がなかなか見いだせないです。えっと、内容ですが、よくある低予算のクライム・サスペンスと思ったのですが、途中から絡んでくる姉妹のストーリーも絡んできて、いい感じでラストに繋がっています。原作は小説であるんですね。そして監督さんは女性のメラニー・ロラン。女優もしているが監督模するという多才な方で、これもいい仕上がりだと思います。

男性監督だとこういう映画はあらっぽい終わり方になっちゃうのですが、この監督さんの特徴なのか、非常にソフトなロマンチックな終わり方が自分は好きですね。