ウォー、フランス映画っぽい！（これで札幌っぽいとか名古屋っぽいと出てくる人はちょっととんがった人…）フランスの中でもインディーズ扱いなんでしょうかね、美男・美女という感じではないけど、なかなかの業師と見ました！
カナダの雪の多い田舎町の図書館で働くフィオナのもとに、パリに住む叔母から手紙が届く。「このままだと老人ホームに入れられてしまう！」という内容を見たフィオナはパリに着くが、叔母のもとを訪ねても不在、荷物も途中でなくしてしまい、途方に暮れているところに、ドムというホームレスの男に付きまとわれるようになる。そんな中叔母を探すも見つからないがドムが鍵を握っていた…という感じ。
最初の部屋に雪と強風が吹きこんでくるパントマイム的なシーンからもう何かいい！と思わされるとこですね。そのあとも独特の笑いを投げ込んでくる、というか、川の流れに笹船に乗せてくる、みたいな心地よい感じ。ジャック・タチ風と言われてしまうのはしかたないけど、フランスコメディ王道、という感じです。主演の二人は現役道化師ということで、コミカルな演技もさすがです。○○塔の上から見下ろすシーンは高所恐怖症の方にはご注意ご注意！（伏字にする意味があるんか、ここで札幌テレビ塔という人は…）
非常に良い、IMDBでも他の作品もいい評価なのですが、なぜか日本で見られないという…
