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いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「神様の思し召し」(Se Dio vuole)はなかなかの物ですぜ

神様の思し召し(字幕版)

神様の思し召し(字幕版)

  • マルコ・ジャリーニ
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ナンニ・モレッティ以降のイタリア映画はあまり触手が動かなくて、イタリア映画離れしてましたが(その割に「片腕サイボーグ」は絶賛してたがな…)フランス映画探すついでに出てきたこちらが気になったので見てみましたよ。

 

優秀だが傲慢な外科医のトンマーゾは、医者になる勉強をしている息子から神父になりたいと言われ、それを言い出したきっかけを探すとなったを探し、派手なパフォーマンスをするピエトロ神父に言いくるめられたためと考えた。そこでトンマーゾは、貧しい家庭の出と偽って神父に近づき、彼の裏の顔を暴こうとするが、息子が神父を家に連れてきてしまい彼の芝居はばれてしまった。そこでそれを黙る代わりに、ぼろぼろの協会を立て直すために手伝うことに…という感じ。

 

言い方は良くないが、次世代のナンニ・モレッティやー!といっても静かな中で急に沸点に達する感じの演技が似てるっつーことですけどね。でもイタリアっぽい感じはするけど、いい話ですよ、これ。湿っぽくなりそうな話をカラッと仕上げるのはイタリア油ということでしょうか(てんぷら油扱いすな…) でもね、ほろっと来てもおかしくないところをさらっと笑いに変えるセンス、なかなかの業師と見ましたよ!

 

あー、ちょっとイタリア映画心に火が付いちまったようだ、イタリア映画祭まだー!と思ったらちょうどやってるじゃねーか!(あぁ、なんかステマみたいだけど偶然なんだよな…)

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