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いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「スペシャルズ 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」(Hors normes)は副題長すぎな件

ヴァンサン・カッセルのデビュー作「憎しみ」はストリーミング配信では見られないのか、とちょっと残念だが、それ以降どんどん活躍して見られるのはうれしいことです。しかも今回は今までと違う役柄なので、なかなか期待の作品です。

 

ブリュノとマリクはパリで自閉症の子供たちを支援しており、忙しい毎日を過ごしていた。子供たちは一筋縄ではいかない子が多く、手がかかり、またあちこちから支援を希望する子供の親たちから連絡があり、施設は満員状態だった。ブリュノも独り身で結婚を目的としたお見合いのような席を設けてもらい出かけても、子供に関しての電話で途中退席するなど、プライベートはないも同然だった。職員の給与も遅れ気味なところに、政府から施設の運営について監査が入ることになり…という感じ。

 

これは非常に崇高な人を映画化したな、という思いと、下手にコメントできないな、と思ってしまいました。幸運なことに自分はまだ介護とかそういったことは経験しておらず、「感動した、こういったことは支援が必要だ、政府なんとかしろ」という一般的な感想を言うことは簡単ですが、実際映画の中でも政府が受けきれない子供たちを無認可組織でやっている、という状況で、状況が好転することもなく、子供たちの自立をやりがいとしてやらざるを得ない、ということも感じたためです。マジョリティvsマイノリティということではなく、自分以外のことも少し気にかけて生きていけるような社会になっていけるよう、何か自分も貢献しないとな、とは思いました。

 

ちょっと、真面目な映画だったのでおちゃらけコメントは無しです、ご了承ください。