かなり昔に原作の小説を読んだ気がするが、映画化しないのかなぁと思っていたが気が付いたら映画化されていたこちら、ハリウッドでは無理だと思っていたので、何とか映画化されて良かったよ、見てみましたよ。
戦時下にある国で、親子4人で暮らすところに父親が出兵することになり、子供二人を疎遠になっていた祖母がいる田舎の村に預けることに。そこで母親が迎えに来ることを待ちながら、祖母の家でひどい扱いを受けながら戦争の中を生きていく二人。やがて生きるために強くなることを決意し…という感じの内容。
原作読んでなかったら読んで欲しいですが、なかなかダウナーな話です。読んだ後ぐったりというか、何かずいぶんエネルギーを使い果たした感じを覚えています。こちらは入ってくる映像を見ているだけなので楽ですが、より悲惨な内容が容赦なく目に入ってくるので、これまたエネルギー使います。まぁ自身の体験をもとにしたフィクションというのが救いでしょうか。ただ、見る価値はあると思います。
原作者の方が亡くなってから映画化されるとは、何ともまた奇妙な偶然というか、悲しい結末ではありますね。