crawl around the world

いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「獣たち」 (Les Fauves)はジョニー・デップ娘出演作

獣たち (Les Fauves)

なんかどっかで見た顔だと思っていたらリリー・ローズ・デップってジョニー・デップの娘じゃん、と思い「あぁこれはバネッサ・パラディ顔だ!」と気づいたわけですよ。若い頃にそっくりやなぁ、と近所のおじさん風の意見。よし行くぞ!

キャンプ場で夏を過ごしている主人公は、キャンプ場の若者が消える事件がありヒョウが出るためという噂を聞く。他のテントに入って人のものを見る癖がある主人公は、ある時ヒョウの仕業という証拠を作る男のテントに入って、その男の著作物を見てしまう。そしてその作業を手伝うことにするが…という感じの内容。

フランス映画ですからね、ものすごいドンパチが有るわけでもなく、淡々と進んでいきながら、時々横道にそれて行き、そっちに行くかと思ったらそっちはほったらかしだったり、という感じ。でもこれがフランス映画といえばそうなんですよね。レビューだといろいろ言われていますが個人的にはラストも嫌いじゃない終わり方です。続編がありそうな思わせぶりな感じではなく、いろいろ想像に任せます的な終わり方ですが。

こっから急変してジョニデ顔になっちゃうかもしれない娘の今の顔を見ておきたいあなたにオススメ!

「ワンダラーズ ニューマスター版」(The Wanderers)は60年前のNY

ワンダラーズ ニューマスター版(字幕版)

話では聞いていたワンダラーズ、古い映画はまだ見ていないものが多く、ちょっと見てみましょう。

1960年代のNY。イタリア系移民はワンダラーズというチームを作っていたが、他の人種もそれぞれでチームを作って派閥抗争をしていた。ある時黒人チームと諍いがあり、フットボールで試合をすることに。その試合中に別のチームが現れて…という感じの内容。

古いアメリカだけど60年代ってこんな感じだったのか、という印象。ハワイの古い町並みがにた感じかもね。しかし未だに人種がどうこうとか、ジェンダーがどうこうとかやってますが、60年前からこんな感じなのね。日本がそうじゃないとは言いませんけど、移民の国だからなんとかならんのかしらね。それは置いておき、映画の内容より、周りの物や着ているものとか、古い町並みを観るのが楽しかったです。ストーリーも有るようでない感じもするし。ちなみにこれに出ていたカレン・アレンという女優さん、どっかで見たなぁと思って調べたら、今作の監督が後で監督をするインディ・ジョーンズの奥さん役でしたね。

古いアメリカ、特にNYがどんなだったか見たいあなたにオススメ!

「エクスチェンジ 脳・間・電・送」 (Xchange)は古めなSF

エクスチェンジ 脳・間・電・送 (Xchange)

ボールドウィン家はポコポコと出てくるので、誰が誰やら区別つかなくなりがちですが、これはスティーブンです。肩越しのカイル・マクラクランの配置はなにか意味が有るんでしょうかね。しかもスティーブンは分身で3倍。ギャラの違いでしょうか…

ある会社に務める主人公はクライアントの社長が亡くなったため、出張でクライアントのもとに出かけることになるが、意識だけを転送するXChangeというシステムを使うことに。そこで別人の体を借りて仕事をこなすが、翌日自分の体が戻らず意識を戻すことができなかった。そして今の体も犯罪者に奪われたものとして訴えられており、クローンの体に一時移ることに。自分の体に戻ることが出来るのか…という内容。

パッケージの比率は出番の違いだったんでしょうか。カイル・マクラクランは前半出ていたけど、後半はスティーブン頑張りまっせ、という感じ。基本現代だけどちょっとだけSFっぽい未来がなんか良いですね、90年代のSFという感じ。体を入れ替える映画は山程ありますが、途中からまた変わるのは珍しい。うーん、そうなるとカイル・マクラクランが途中で降板したから話もそうした、という感じなんでしょうかね。ただ、このシステム使ったら超豪華キャストが10分ごとに入れ替わる!!的なこともできちゃったりするのかしら。

珍しくスティーブンが頑張る映画を見たいあなたにオススメ!!

「エイリアン・トルネード」(ALIEN TORNADO)は豚汁フロートみたい

エイリアン・トルネード

タイトルがあっさり過ぎて最初はよくわからなかったけど、エイリアンとトルネードの組み合わせですよ。今までなかったんじゃないの?豚汁フロートくらい無いと思う(一応調べたら味噌汁フロートはいっぱい出てきたのでちょっと変化…)。よし行くぞ!

牧場で暮らす父と娘のもとに娘の大学試験判定が届いたが、その時いつもと異なる竜巻が農場を襲い、シェルターに逃げ込んでなんとか難を逃れるが保険に入っていなかったので被害が甚大だった。ただ竜巻はあちこちで発生しているがそれが報告されないことに疑問を抱いた気象ブロガーが街を訪れて調べるが、黒服を来た国の組織をかたる3人組に邪魔をされる。そんな中、竜巻は威力を増して他の街に壊滅的な被害を与え、次の目標がシカゴになっていることに気づき、竜巻を止めるべく戦いに挑む…的な内容です。

竜巻+その中が光を発しているという謎の状況をみて最初何が起きてるのか理解できなかったよ!それが悪役なので推して知るべし!もうB級映画ですよ、そんな気分で見ましょうよ。「他の街のやつだな、竜巻が来ていることを教えてやるんだ!」といってすごいスピードで相手にぶつかりそうな距離まで近づくような危険運転したり、3人組で出てくるうちの偉い人が随分おじいちゃん的な状態で、そんな無理して演技しなくてもと思っていたら結構な作品に出ているベテラン俳優だったり、と楽しみ方はいろいろですよ!(売りがない商品の売り文句みたいなことに…)

エイリアンとトルネードのハイブリッドで豚汁フロートを味わいたいあなたにオススメ(ちなみに映画に豚汁フロートは出ませんのであしからず…)

「キューブ 2(字幕版)」(Cube 2: Hypercube)は字幕版と言いつつ吹き替えなのも謎の一つか?!

キューブ 2 (字幕版)

せっかくcubeを見たので2も観よう!プレミアムフライデーだし!(一週ずれてるし、いまどきそんな事言う人を見たこと無い…)よし、観るだし!

気がついたら謎の四角い部屋に入れられていたという男女6人が、部屋に仕掛けられたトラップを避けながら脱出することが出来るか…という内容。あ、あれ何だこれは、時間が巻き戻ってるぞ!CUBE2の仕業か!?(いえ、コピペの為せる技です…)

続編作れって言われても前作がかなり完成している状態だから、手のつけようが無いよね。バグを潰しきったプログラムに対して「バグをあと300個見つけないと帰しません!」とか言われてるみたい(かなりブラック…)。頑張って前作にない要素を入れてみるものの、CGがバーチャル・ウォーズみたいでなんか笑えてしまうのがちょっと悲しい。でも!でも!バーチャル・ウォーズだと思ってみれば良いんだ!(壊れた…)CGが人類を乗っ取って世界を変えるんだ!(意味不明…)

男優の一人がどうも月亭方正に見えてしまうあなたにオススメ!

「キューブ」(Cube)はオリジナル版が良いかも

キューブ (字幕版)

これを観るのは20年ぶりということか?アマプラ降臨していたので見てみましたよ。

気がついたら謎の四角い部屋に入れられていたという男女6人が、部屋に仕掛けられたトラップを避けながら脱出することが出来るか…という内容。ほんとにそうなので粗筋短かっ!

久しぶりに見たことになりますが、すっかり内容は忘れてましたね。こういう映画は内容忘れてたほうがまた楽しめるという、時間がかかるけど2度楽しめる(単に物忘れが激しいとも言うが…)。今の時代を考えると低予算映画で演技もちょっと、と思ってしまいますが、なかなかやっぱり良いですね。(違和感は吹替版だったからかも)

うっかり日本のリメイク版のトレイラー見ちゃいましたけど、キューブの内部がオリジナルみたいに細かい意匠を凝らしたものじゃなくて、よくあるセットの壁みたいになっていて「あぁ、リメイクってこうなるのね」という悲しい気分にもなりましたが、「デビルマン」は超えてほしいなと、応援したりもします。

当時斬新だったCUBEのオリジナルを見るなら今だ!!

「D・ハッセルホフと80年代スーパーカー」(Battle of the 80s Supercars with David Hasselhoff)はおっさんホイホイ

D・ハッセルホフと80年代スーパーカー

最近はB級映画やサメ映画で活躍しているデビッド・ハッセルホフですが、一時期はナイトライダーで世の女性たちをキャーキャー言わせていた時期もあったのですよ。(どの辺りの女性かは不明…)

デビッドとキットと数十年ぶりの出会いから、その時のデザイナーとのインタビューやキットを見て育った人が会社を作ってキットのような特殊な乗り物を作っているのを紹介し、更には「特攻野郎Aチーム」のフェイスと「白バイ野郎ジョン&パンチ」のエリックがどの乗り物が早いかレースするぞ!という話になり…という感じです。

いやいや、キットは古さ感じさせませんな。流石に最新の車と比較すると古さは有るものの、今でも現役ですよ!(何故かどこかのドラマの褒め殺しシーンを思い出してしまう言い回し…)。そしてキットを見て大人になっても子供ゴゴロを忘れないというか、それを作ってしまおうという大人たちの多さという、なんかアメリカ羨ましいですな。まぁ日本だと、ドラえもんやアトムに触発されて二本足ロボとか癒しロボが育って入るんですがね。しかも最後のレースは、良い年したおっさん(自粛)が企画とはいえレースしちゃうんですから、もうおっさんは寄って来ますよ、ホイホイと。

昔「おれ、大きくなったらデビッド・ハッセルホフになるんだ!」と言っていたそこのあなた!あなたですよ!!あなたにオススメ!

「ザ・アウトロー」(Den of Thieves)はヒートっぽい

ザ・アウトロー(字幕版)

そろそろ暖かくなってプロ野球もキャンプインとかのニュースも流れてきて、速球はピッチャーの外角低めに決まるボールが見られる季節になってきましたよね!え、違う?「アウトロー」はそうだけど、ジャンル違うって?!…よし行くぞ!

ロサンゼルスでは49分に一度銀行が襲われると言われる強盗天国だが、そこでニック率いるチームが銀行強盗に立ち向かっていた。そんな中伝説の強盗が大きな計画を立てているという噂を聞き、泳がせながらもその時を待っていたが…という感じの内容。

見ながら「ヒートっぽいなー」と思っていたら、後半戦からバリバリ撃ち始めて、もう道路での銃撃戦はヒート見てたっけ?という感じでしたよ。内容も流石にお金かけてるだけあって2時間でもグイグイ入り込めましたよ。

ヒートで熱くなったことの有るあなたにオススメ!

「ボーイフレンド・シークレット」(Her Boyfriend's Secret)ってボーイフレンドは何歳まで利用可能ですか?

ボーイフレンド・シークレット(字幕版)

「彼女の知らない彼のもう一つの顔」ってすごそうだけど、皆さん裏の顔の1つや2つはありますよね、ね! え、無い?…あぁ、そうですか。よし行くぞ!

インテリアの仕事を依頼した相手と付き合うことになり、しばらく過ごしていたが、彼の様子が少し変なことに気づいたのと、元カノが訪ねてきて彼に襲われたので別れた、という話をしてきた。最初は信用しなかったがいろいろ調べるとおかしな点がいくつも出てきて、共同経営をしている同僚が調べに行くが…という感じの内容。

なんでしょう、この何処かで見たような気がする内容は。男のほうがちょっとモルダーぽいからと言ってなんとかなるものではない!(多分そうしようとはしていない…)

とはいえ、itnでみなれたカメラの扱いの酷さから比べると、熟練カメラマンですか!というくらい安定して内容に集中できる!(そこか!)おかげで最後まで見られるという素晴らしい作品です。(普通はそうなんだけどね…)

あまりグロいところがなく、安心して見られるサイコサスペンスをお求めのあなたにオススメ!

「クロノス HDニューマスター版」(Cronos)はギレルモ原点

クロノス HDニューマスター版(字幕版)

ギレルモ・デル・トロを知らない時期に見た気がするのですが、それ以来です。ギレルモ本で苦労話はいろいろ読んだので、知識を入れた状態でまた見ますよ。

骨董品を扱っている主人公はある時商品のなかに金色のオブジェがあることに気づき、家に持って帰る。そのオブジェが入っていた天使像を買っていった男がいたが、翌日店が荒らされており、連絡先がおいてあった。そこに訪ねていくとそのオブジェの歴史と使用方法などを書いた本を持った男がおり、そのオブジェが欲しいということだった。主人公は断って家に帰り、そのオブジェのネジを巻いて手に置くと、そのオブジェから針が出て手に食い込むように刺さってしまう。なんとか剥ぎ取るが、それから主人公の様子が変わってきた…という感じの内容。

タイトルからもうギレルモ風な感じが出てますね。低予算だということでセットとかにあまりお金を使えなかったので、クロノスに全力掛けた感じでしょうか、あと必殺のロン・パールマン!若い!このガタイでよく役者を目指そうと思ったな、と思ったけど、これに出演させた方々、ありがとう!という感じですね。

流石に大作のような壮大なストーリーというわけにはいかず、いろいろ疑問が残るところは多いですが、やっぱいい!!

ギレルモ・デル・トロの原点を見たいあなたにオススメ!