crawl around the world

いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「美しき獣」(Kiss of the Damned)は2世監督とは思えない雰囲気あり

美しき獣(字幕版)

オリジナルのイラストチックパッケージもいいですが、日本の方もなかなかいい感じですね。いい仕事してます。獣の口のところの曲がり具合がなんとも。

脚本家のパオロは脚本を書くため郊外の1軒屋に籠もっていたが、ある時バーでであったジュナといい感じになり、ジュナの家までいくが、一線を越えようとするとジュナから拒否され帰るように言われる。ジュナを忘れられないパオロはジュナの家に再度いくが、ジュナもパオロを忘れられずにいた。そして、ジュナはベッドに手足を縛られた状態にしてもらい、彼女の正体を表すことに…という感じ。

女性監督ということもあるのか、男性俳優のあのシーンでの撮り方が何とも女性が好むような感じで、ちょっと違うエロさを感じてしまいます。また、ストーリーもジュナが主人公ではありますが、妹との仲の悪さがわかるような妹のいやらしい(性格的にも含みます…)演技が何とも良いですね。見てるこっちもイライラしてくるくらいです。そこを何故か人間の使用人が最後にいい仕事をしてくれるので、気持ちよく見終えられる映画です。

ザン・カサヴェテス監督はジョン・カサヴェテスの娘なんですね。異常に昔から女優歴があると思ったら。しかもその割にあまり女優や監督歴も少ない。それでこの映画ができるんだから、ちょっと一生に一度でいいから有名人の2世として生まれてみたかったなんて思ったりもします。無理だけどね…