最近のSFって、という話は何回も書いた気がするけど、昔みたいにでかい宇宙船が出てきて相手もでかいのが…でワープしてあの星にいくぞ、みたいな内容が多かった気がするんですが、最近はどうも宇宙から降りたら地球みたいな星だった、というのが多いように思います。こちらはどうでしょうか。
デイモンと娘のシーは貧困から脱却するため、ある星に多数ある希少な宝石を取るために星に降りてきた。しかしその星で出会った男たちと揉め、父親を殺されてしまう。ポッドに戻り宇宙に出ようとするが、ポッドの故障で浮上できず。そこに先程の男の一人がやってきて、女王の巣にある宝石を取り出し、そこのポッドで脱出しようと提案される。シーは同行するが…という感じ。
最初は宇宙だけど、ほとんど地上の森の中ですね。スーツ的なものを来ているので宇宙ぽいですがね。内容は地味ですね。ただ、あまり派手派手SFという感じではなく、主人公の内面に迫る事が多く、ちょっと感情移入してしまいます。ラストもそうなるよね、という内容ではありますが、ではそこからどうするの、ということを考えるとなかなか残酷な内容でもあったりするわけで。ちょっと色々考えさせられるSFでした。
