「バーフバリ」を見て2を見ない、というのは、何に例えればよいのでしょう、いい匂いのレストランでにおいだけ嗅いで帰る、というくらいに相当するでしょうか。もう気持ちはインド人の自分は、滝もジャンプで登れちゃうーと無茶しそうで怖いです(いい歳なんだから…)
シヴドゥは自分の出自を知り、父バーフバリの最後となる戦いでの出来事も知る。父を殺すために仕組んだ叔父を国民から守るため、シヴドゥは立ち上がる…という感じ。
もう、前編がだいぶ濃いいので、そっちに話が持っていかれてしまう感じもしますが、こちらはこちらで、だいぶ温まってきたので戦闘シーンたんまり入れるぞ!という感じかと思いきや、半分くらいは父の話なので、父バーフバリの偉大さが十分伝わってくる。しかも子供も父と顔やひげが同じなので、見分けつかないっす。でも熱いからいいっす。城を守る戦い(父)、城を攻める戦い(子)が何ともスーパーヒーロー的なアクションで、ありえねーと思いながらもつい見てしまう。こういう頭空っぽにできる映画も良いですね。
しかし、これはインドの歴史を学ぶ上でいろいろきっかけになるのでは?インド歴史学が今後日本で流行ったりしないか、といらぬ心配をしてしまいます(「バーフバリ」と「RRR」をみてインドの歴史に興味を持ちました、というのはいいのか悪いのか…)