crawl around the world

いろんな事を書こうと思っていましたが、アマゾンプライムの映画感想を書くコーナーになっています。メジャーな映画が挙がってこない?そう、永遠の夢追い人だから…

「ゴールドフィンガー」(Goldfinger)はタイトルロールが美しい

ゴールドフィンガー (字幕版)

子供の頃、ゴールドフィンガーという言葉に何か怪しげなものを感じていたのですが、ゴールドライタンで記憶が置き換えられたようです(これまた読者置き去りの術…)

イギリスの金が国外に流出しているということで富豪のゴールドフィンガーを調査すると、アメリカの金を集めた銀行を襲うが、奪うのではなく〇〇する、ということでボンドがその野望を打ち砕くべく活躍する…というかんじ。

あぁ、007ものとか、勧善懲悪物ってあらすぎ書きやすくて良い!タイトルロールも今みたいなあっさりじゃなく、なかなか作り込んでる感じもあるので、良いですね、こういうの好き!内容も日曜にTVで何度かみた気もするけど、太っちょおじさんの帽子がすごいので、なんか真似して怒られた気も。しかしこんなチューチューしちゃう映画を全年齢OKとしているのは、いまは〇〇さんだからいまどきそんなの見ても、ということなんでしょうか。

とはいえ、007全部の感想書いてたら終わらないので、007ものはこのあたりでお・し・ま・い!うふ!

「JUNK HEAD」(Junk Head)をギレルモ監督が絶賛した理由がわかる?!

JUNK HEAD(字幕版)

「兄さん、頭が痛いよ…」はおなじみNight headですが、そのセリフを言う弟役が今や筋肉お兄さんと化した武田真治とは、今思うとすごいですよね(ここまででかなりの読者が振り落とされてるぞ…)

地上は環境汚染で人が済むには難しくなり、地下を開発するためのマリガンを作り開発するが、自我を発達させたマリガンが地下を占拠してしまう。そして生殖能力を失った人間は地下にその希望を見つけ、探検する人間を送り込むが…という感じ。

一人でやったと言う割に最初の光の扱い方とか半端ないものを感じてしまい、最後まで見入ってしまいました。キャラクターがちょっと雑という点はあるものの、色々世界観を作り出して、そこに住む生き物がまたいい感じで、しかもギレルモ監督が好みそうなやつで、これは狙ったなと。まあでもこういうストップアニメーションが世界に認められるって良いですね。ぜひ次作を見たいと思いました。

ちなみにNight Headを今実写化しようとしたら、きっと〇〇〇ーズ総出演なんだよな。そのまま大人になった編をやってほしいだす。

「ロシアより愛をこめて」(From Russia with Love)がオースティン・パワーズのネタ元?!

ロシアより愛をこめて (字幕版)

危機一発とか何してくれてんねん〇〇〇〇。とはいえ、2作目ですがどんだけ007的な雰囲気になってるんでしょうか。

スペクターにより盗まれたソビエトの暗号機器を輸送する依頼を受けたジェームズ・ボンドだが、同行するロシアの諜報員が実はスペクターに騙されており、何かを感じたジェームズ・ボンドは罠と知りながらその依頼を遂行していくが…という感じ。

ストーリーもなかなか凝ってはいるものの、どうもオースティン・パワーズのキャラの印象が強くて、わざわざロシアのおばさん役をあんな感じで表現してくるとは、という感じではありますが、オースティン・パワーズもそれに近いキャラを配置してくるのがまたすごいですな。猫を抱きながら撫でる、顔を見せないボスがクールに司令を出しているものの、こちらもオースティンパワーズの印象があってどうもにやけてしまうのです。ただ、ちゃんとしてみればそれなりに見られますし、その後のボンド映画のフォーマットがこれで固まったんじゃないか、という気もする作品ですね。

これで自分もスパイになるぞ、と思ったのは世界中でどれくらいいたのやら。

「必殺!恐竜神父」(The VelociPastor)のどうやってこの邦題ひり出したのか?!

必殺!恐竜神父(字幕版)

時々パッケージに惹かれて見た、とかあったりするんですが、タイトルで気になったのは久しぶり。しかもバックに忍者って。これは見るっきゃ無いでしょ。

神父のダグは教会の前で待っていた両親が爆発で亡くなるのを見てしまった。その悲しみを乗り越えるため、違う場所を見に行くことにし中国に行くが、そこで矢を射られた女性から最後の言葉と謎の石を渡される。そしてその矢を撃った犯人に追い詰められると手に傷ができその石の謎の力が発生しダグは気絶してしまう。なんとか生き残ったダグは牧師としてまた暮らしていくが、時々謎の空腹を感じるようになり、ある時公園で女性が襲われている現場で犯人を殺してしまう…という感じ。

Z級なのになんだかあらすじ細かくて大変ですが、結論ありきでどんどん進んでいくので、頭空っぽにしてみると良いですよ!また、恐竜神父の返信後の姿がついに日の下に、というシーンがまたなかなかの衝撃で、ある意味期待していた人には期待通りの内容かと。うーん、良い!多分大半の人は見なくて良いやつですが、一部のニッチなかたにはハマるやつ。

うほー、これは続編ぜひ作って欲しいやつ。

「ファイティング・ファミリー」(Fighting with My Family)はかなり泣ける!

ファイティング・ファミリー (字幕版)

ドウェイン・ジョンソン好き、というわけではないけど、なんかこのカリスマ性みたいなのに惹かれて映画見ちゃいます。こちらは実話のサクセスストーリーということで前から見たかったんですが、ようやく見られました。

一家でプロレス興行を営むナイト家で、WWEは夢の舞台だった。興行を続けるなか、息子のザック、娘のサラヤにWWEのオーディション参加依頼の連絡が入り、オーディションに行くが、合格したのはサラヤのみ。失意に暮れるザック、WWEへの予想以上の厳しさに悩むサラヤに家族は暖かく、かつ厳しく接し、彼らを助けていくと…という感じ。

ドウェイン・ジョンソンもっと出るのかと思ったらWWEの主催者側の役立ったのね。またサラヤ役のフローレンス・ピューが、メイクもあると思うのですが、後で見た本人の映像とそっくりで、これから良い女優になるんじゃないかと目をつけております。ストーリーも、底辺から這い上がろうとするが苦悩しやがてつかむ成功への道、というもろサクセスストーリーで、もうラストなんか「ずるい!こんなに泣かせるなんて!」とどこでいうセリフ?みたいな感じで泣いておりました。

笑いもあるスポ根映画、ぜひ見てくださいな!

「ゴッド・オブ・ウォー 導かれし勇者たち」(Black Death)は黒死病の時代の話

ゴッド・オブ・ウォー 導かれし勇者たち(字幕版)

ウォー、これまた中世っぽさがムンムンですな。LOR的なパッケージ作って、という依頼を待ちわびてた職人が作ったようです。剣が話の鍵を握るのか?!

中世ヨーロッパで黒死病が流行し、ネクロマンサーがその現況だとして大司教からその討伐を騎士のウルリクらが依頼される。ネクロマンサーがいる村は湿地帯の奥にあり、そこへの案内人が必要ということで、修道院でその案内役を募ると修道士のオズマンドが立候補してきた。その村への道中、無法地帯を通るため盗賊などが襲ってくる中チームの結束は高まっていき、ようやく村に着くと…という感じ。

…これは…観始めるのもなかなか重い感じですが、終始重いですな。ショーン・ビーンロード・オブ・ザ・リングの役のように中世騎士役が似合いますな。エディ・レッドメインはイケメン、イケメン。7人くらいのチームでその村を目指して旅をする、というまさにLOR的な感じですが、雰囲気は良いですね。村もこんなところにある?という感じで、しかも村長がもう良い顔してるけど超怪しげなのがまた良い!ラストに向かうあたりはもう…なので、見て頂きたいです。ただ、エディ・レッドメインのイケメン目当てか、ショーン・ビーンのおじさん好み以外はあまりの重さに見終えた後の虚無感がすごいかも。

よーし、次の中世物もばっちこいやー!

「ある殺し屋 KILLER FRANK」(Laugh Killer Laugh)が今までのitn映画に無い雰囲気

ある殺し屋 KILLER FRANK(字幕版)

え、ミッキー・ローク?かと思ったら違いました。しかし、「ある殺し屋」ってどうなのよ、この適当感。素敵!(どっちやねん…)

フランクはボスのトニーの依頼を冷酷に実行する殺し屋だった。しかし、ある日人違いで声をかけられた女性について行き文章講座に通うことになる。そこで自分の半生を偽名を使って書いていくと、リアリティがあると評価される。そして声をかけてきた女性と良い仲になるが、ボスのことを密告されたと誤解したボスから殺されそうになる。しかし反撃して逃げると、彼女が誘拐され…という感じ。

「itn」の文字が見えたときは、「久しぶりー、元気ー!」的な感じを受けたが、本編が始まるとitnに今までにない感じの始まり方。トム・サイズモアが出てようが関係ないぜ!しかも寡黙な殺し屋が途中から急に確変し、陽キャラになっちゃうのがまた見ものです。そして、この殺し屋の強いことったら。過去がどうあれ、どこで鍛錬したんですかっつー強さ。

マフィアだけど毛色が違うこちら、時間があったら観てね!!

「ゲート・オブ・キングダム 王の帰還」(The Gaelic King)の魔物のもやもや感

ゲート・オブ・キングダム 王の帰還(字幕版)

この中世ものっていつまで続くんだろうと思ったけど、日本で考えるとサムライ物がいつまでも無くならないのと同じなんだな、と思うとちょっと納得感が。

中世のスコットランドで、ダリルアーダ国とピクト国の間で戦いが続いていたが、両国の跡継ぎ同士を結婚させることで平和をもたらそうとするが、ピクト国の策略によりダリルアーダ国の国王は殺され、王子とその弟は逃げて王国の再建を図っていた。その旅の途中で寄った村で、子どもたちが魔物に連れ去られる事件があることを知り、王子はその魔物に立ち向かうが…という感じ。

ストーリーはなかなか入り組んでいて良いのですが、村に来るともう”村”という感じ。縄文式建物と言ったら良いのか、そんな建物が村なのです。これも近所の空き地を整備して村つくりました!って感じがぷんぷんするのですが、森は近所にあるから作らなくていいよね、というこれまたお手軽な感じ。更にいうと、魔物がもうCGなのか黒い煙みたいにしたいのでしょうけど、観てる方は何とも変な感じ。ええい、そんなことを言ってても始まらん!魔物を指揮する魔物王?の女性が手を動かすと魔物が出てくるって、もう圧倒的じゃないか!負ける気がしない!更に、王家に伝わるバッチを謎の液体に入れてそれを飲むと〇〇となるらしいんだけど、最後の魔物王のうっかりさんが見られますよ!さらに、王子も王子で、ちょっと変なゲームやりすぎて人間のくせに変なパワーだしすぎ!!(うーむ、後半誉めてるのか…?)

よーし、もう中世バッチコイやー!

「NEXT ネクスト」(Next)はケイジをたくさん見たい方にオススメ

NEXT -ネクスト- (字幕版)

ケイジ…毛穴まで見えそうなドアップだけど大丈夫?え?頭部はアップじゃないから大丈夫?それなら安心して見られるよ…(何が安心なんだか…)

クリス・ジョンソンは自分に関係する未来が2分先だけ見ることができる能力を持っていた。その能力を活かし、ラスベガスでマジシャンとして実際のマジックと特殊能力を混ぜながら目立たないように暮らしていた。ある日、カジノで目立たないように稼いでいたところを支配人たちに目をつけられ、逃げる途中で出会った銃撃犯から事前に銃を奪うが、逆に追われてしまう。しかしその能力に目をつけたFBIから国家安全に関わる依頼が来るが…という感じ。

久しぶりにフィリップKディック原作の作品で、全編にそれらしい感じが出ててとてもいいですね。ニコラス・ケイジも久々にハマり役というか、場末のマジシャン的な雰囲気が似合ってます。しかもそんな人が先を読んで銃弾やらパンチを避けまくってて、観てる方も笑っちゃうのですが、そこはケイジ!真剣ですよ。もうケイジ好きには見逃せない!

見せ場はケイジ大分身の術シーンですが、これはぜひ映画で見てね!

「スクールズ・アウト」(L'heure de la sortie)でフランス映画っぽさを体験

スクールズ・アウト(字幕版)

おぉ、学園モノだ。これはきっとわいわいキャピキャピしてワクワクするぞ!ワクワクはワクチン2回だぞ!序盤なのに何を言ってるのかわからないぞ!!

門中学校でテストの最中に教師が窓から飛び降り自殺をする事件が発生する。その代わりとして着任したピエールは、最優秀な生徒が集まるクラスの後任となる。しかし、成績は優秀だが人間として何かおかしな点を感じ、やがてその6人が集まって何かを企んでいることに気づくが…という感じ。

うーん、キャピもワイも無いぞ!でもそれがフランス映画だ!伏線回収してないぞとかレビューで観た気がするが、おいおい、フランス映画に何を伏線回収など期待してるんだ!フランス映画にそんなルールは無い!(誉めてるのか貶しているのか…) 頭が良すぎると先を読みすぎて…という感じのストーリーではありますが、驚愕のラストは「えぇ、そうなるのを把握してたってこと?それとも自分たちで…!?」とか色々悩まされるものの、結論はないです。なぜならフランス映画だから!(フランス映画といえば何でも通るような言い方だな…)

とはいえ、人によるけどシリアススクールサスペンスというジャンルになるんでしょうか、そこそこ真面目な内容なので、そういうのが好きな人にはオススメ!